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雑学2018/12/20

ケガを早く治すため、またはスポーツで試合に勝つためのメンタルコントロール。ペップトーク。

おはようございます!

亀有駅北口から徒歩3分、亀有くまさん整骨院の上野です。


タイトルの件、「ケガを早く治す」「試合に勝つ」意味合いとしては全然違いますが、メンタルの面で言うと似ている点が色々あります。
簡単に言ってしまうと「前向きな思考」です。


タイトルの最後にも書きました「ペップトーク」というものがあります。
スポーツ界では割と馴染みのある言葉なのですが、一般的にはあまり聞かない言葉だと思います。
“試合”等、何かに立ち向かう時に鼓舞するための言葉を「ペップトーク」と言います。


実は「ペップトーク」の内容自体はよく耳にするもので、特に洋画を観ているとスポーツ映画ではなくても頻繁に出てきます。


スポーツ映画だとわかりやすいですが、私の好きな映画で『リプレイスメント』というアメフト映画があります。
この中で、監督役のジーン・ハックマンが最後の試合、相手は自分たちよりかなり強いため完全になめられている状態で、選手たちに
「お前たちが危険人物だという事を相手にがつんと教えてやれ!」と言って、選手たちが「うぉーっ!!!」となるシーンがあります。


またアクション映画なんかでは、敵との最後の戦いの前に主役が仲間たちに「さっさと片づけて生きて帰るぞ!」的な事を言う事があると思います。
映画でなくてもコンサート前のアーティストが円陣を組んで「絶対成功させるよ!」「オーっ!」的なものもあると思います。

実際はもっと長い文章になると思いますが、これらが「ペップトーク」です。



アメリカではコーチは必ずペップトークの勉強もしていて、優秀なコーチはペップトークがとても上手いらしいです。
ペップトークにはある特徴があって、マイナスの表現をしないという点があります。

例えば、
「負ける」という言葉があります。これはマイナスの表現です。
これだと、選手たちはその言葉を聞いた時点で脳内で「負け」をイメージしてしまうのです。

しかしこれを「勝てない」と言えば、「勝つ」というプラスの表現の否定なので、「勝ち」のイメージが先に付いて、負のイメージが付きにくくなるのです。
つまり、プラスの表現の否定は良いけど、マイナスの表現はダメという事ですね。


私も一時、スポーツにおけるペップトークをする立場にいたことがあったのですが、これが実は非常に難しいです。
名コーチたちが、普通に話しているようなペップトークも、実は緻密に計算された言葉なんだなあと驚いたことがあります。


ここまでお話しして、「ケガ関係ないじゃん。」と思われがちかと思いますが、
実はケガにも同様の事が言えるんです。

「ケガしちゃたなあ。痛いなあ。もう○○日経ったのにまだ痛いなあ。」と考えている人よりも、
「昨日より全然痛みなくなったなあ。昨日はこれはできなかったのに、もうできるようになっている。」と考える人の方が、
治りやすいと思います。


最初はそんなに変わらないと思いますが、痛みがだいぶ少なくなって「あと少しの痛みが取れない」という状態の時に差が出てくると思います。


我々が「これは治りません。」と言ってしまったら、患者さんは治らないものだと考えて生活してしまいますので、実際治らなくなる事が多く、
「時間はかかるかも知れないけど、これは治りますよ。」と言えば治るものだと思って行動するので、実際治る事も多いです。
スポーツのペップトークとは違いますし、事実と異なる事は言えませんが、これもペップトークの1つだと思います。



正直これは何の根拠もなく、これまで多くの患者さんを診てきて得られた実感からお話ししています。
しかし、「病は気から」という言葉もあるようにあながち間違いではないと思いますので、是非参考にしていただければと思います。











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