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身体の豆知識2018/12/17

膝付近の成長痛、オスグッド・シュラッター病。その原因と対策。

おはようございます!

亀有駅北口から徒歩3分、亀有くまさん整骨院の上野です。


成長期のお子さまは、中には成長痛でお悩みの方もいるかと思います。
成長痛にも色々種類がありまして、本日は膝の成長痛、正確には膝のやや下の成長痛についてご紹介したいと思います。


タイトルにも書きましたが、「オスグッド・シュラッター病」と言います。
略して「オスグッド」と呼ばれることが多いです。


12~13歳前後の男子に多く、膝のやや下部分の痛みです。
これは、ももの前側の筋肉の過度の収縮が重なり、すねの骨の一番上の部分(ももの筋肉が最終的に付着している部分)が引っ張られて炎症したり、骨が隆起したり、ひどい場合は骨がはがれてしまったりする事によって、痛みが出現します。

急激に身長が伸びた時、骨が成長するよりも筋肉が成長する方が遅いために発症します。


オスグッドに限らず、全ての成長痛は全員なるという訳ではありません。
私の場合、どちらかと言えば背は高い方ですが、小学生の時に毎年コンスタントに10㎝ずつ身長が伸びていったので、オスグッドにはなりませんでした。
中学に入って、急に1年で10㎝以上伸びるお子さんに多い症状です。


ご両親の背が高いのに小学校を卒業する時に、まだそれほど背が高くないというお子さんや、背の高いお兄ちゃんがいるというお子さんは、事前に予防しておいた方が良いかも知れませんね。


では予防法ですが、これは単純にももの前側のストレッチをひたすらやる事です。
前側だけだとバランスが悪いので後ろ側もやります。

筋肉よりも骨が早く伸びてしまう事によって起きている事なので、筋肉が骨の成長に対応できるように、ストレッチをして柔軟性を高めておくという寸法です。


次にオスグッドになってしまってからの対策ですが、予防法同様、ももの前側後ろ側のストレッチをしてください。
また、膝のお皿の骨のすぐ下側のへこんでいる部分を締め付けるように、オスグッド専用のサポーターやテーピングをします。

オスグッドの場合、専用のサポーターはかなり効果的なのでお勧めです。
メーカーによって価格の幅はありますが、1,000~1,500円くらいで購入できると思います。


1度なってしまうと結構痛みが強くて、スポーツをやっている場合は練習をお休みしなくてはならないかも知れませんので、しっかり対策しておきましょう!

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